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青年会議所=JCとは?
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理事長所信
加藤則久
第55代理事長
加藤則久
2012年度スローガン
基本方針
  1. 青少年育成を映し出す人間力向上の推進
  2. 行政、市民との協動運動の推進(相互認知)
  3. 強きリーダーシップの育成
  4. 情報発信による(社)恵那青年会議所のアイデンティティ確立
  5. 一般社団法人格取得及び移行推進

理事長所信

【 はじめに〜感謝の意を持って取り組もう 】

2011年3月11日、14時46分、未曾有の大震災が東日本を襲いました。我々JAYCEEの同志でも、被害にあった方の数は計り知れません。家や仕事場はおろか、「まち」そのものの存在さえ消え失せてしまった中、懸命にその復興に励んでいるJC、そしてJAYCEEの存在があります。今、私達は今まで当たり前のように此処に存在すると思いこんでいた、まさに「恵那市」と言う「まち」があることを再認識し、その「まちづくり」が出来る事に感謝し、JC運動に取り組む機会です。

 

【 会員拡大〜強きリーダーシップの育成 】

ここ数年間、自分なりにJC活動に励み、そして近年の喫緊の課題であるといえる会員拡大に取り組んできました。しかし、そこで聞かれる言葉は決して肯定的なものは多いとは言えません。「JCとは一体何をやっている団体なのかわからない」、「所詮、飲んだくれの団体」と悪評はことつきない状況です。勿論、これが全てではありませんが、結果、会員拡大にも苦戦する状況が続いています。この状況が続けば、更なる会員減少をもたらし、自分達の組織を運営維持することさえもままならないような、負のスパイラルを引き起こしかねません。
 決してJCの運動は悪いことではありません。その事はJCに所属し、責任や使命感を持って日々活動しているメンバー自身が一番知っていることです。今、私達は自分自身がJCという団体に所属している事への誇り、JC運動に対する自信や価値、可能性を再確認するべきだと考えます。
 ひとは必ず1人では生きていけません。そして組織の強さを知っています。私達がJCで行っている組織活動、すなわち人に物事を伝え、人をまとめて動かす力は必ずJC以外の部分で発揮する機会の方が多いはずです。だからこそ、改めてJC内で「リーダーシップ」を育むことが出来る環境に感謝し、「強きリーダーシップ」を育成しましょう。
 近年の恵那JCは役割を持った方々の個々のスキルの高さと強固な組織力により円滑に事を運んできたように思います。しかし裏を返せば、的確な指示が無ければ動けない、考えることが出来ない、出来れば主たる役職を受けたくない、そのような個々の集団になりつつもある事を懸念します。今こそ己が考えて動くべき、挑むべきなのです。
 特に近年、公益法人制度改革に目を捉われ、我々自身の資質向上に目が行き届かない、もしくは対内組織で利益を享受してはいけない雰囲気も無いとは言えない状況です。しかしまずJAYCEEである我々がその力を付けなければ誰が付けるのでしょうか。そしてどこで付けるのでしょうか。今一度、JCは誰のための団体なのか、考えてみましょう。そしてそんな想いと資質をまず私達が抱き、そして一般市民、これから入会する可能性のある方々へ広げる事が大切だと考えます。

【 継承〜市政・市民との相互認知 

前述の「JCは一体何をやっている団体なのか」。ただの質問ならばともかく否定的な意味合いでこのフレーズも多用されている現況です。JCのメリットでもある「単年度制=継続性の無さ」が理由の一端にある様にも思います。JCは「不連続の連続」そして「スクラップ&ビルドの連続」とも言われます。その結果として私達JCが周囲からのニーズに応えられた際には、良いものは残し、継続・継承していく必要性もあると考えます。
 昨年は市民サポーター確立の初年度でした。恵那市を共に良くしようという老若男女の市民の皆様の姿を私達のJC運動を通じて見ることが出来ました。恵那JCは孤独かつ孤高の一団体では無い事を実感しました。私達の周囲には私達と同じ志を有する方々が多数いるのです。賛同頂いた方々の意気込みに深く感謝し、今年も呼びかけをしていきましょう。私達の発する声の大きさや期間に比例して、きっと更なる熱き想いをもった市民が現れるはずです。
 また我々JAYCEEは一市民としても、恵那市の理想像について考えなければなりません。まずは「市民」と共に「市制、市政」を如何に知るか、そして私達JCを如何に知ってもらうかという相互認知が大切です。近年、恵那市も含めて、多くの自治体が「協同のまちづくり」に取り組んでいます。そこに至る背景としては社会環境の変化や地方分権の進展、市民ニーズの多様化が挙げられます。これに際しては「まちづくり」を標榜するJCにとっても当然積極的に関わらなければならない事項とも言えます。まちづくりに関わる団体は数多くありますが、40歳までの世代で構成されるJCならではの独自の観点で市民や市政に提言する事が、我々に求められているニーズの一環とも言えます。
 当然の様に「まち」があった3.11以前と以後では「まち」に対する認識が必ず違うはずです。忘却しがちですが、再度、「まち」があることを認識し、感謝の意をもって「まちづくり」の意識を市民と共有し活動出来れば、きっと素晴らしい恵那市が出来るはずです。我々恵那JCメンバーが(社)恵那青年会議所という団体に帰属しているのを誇りに思うのと同様に、市民1人1人にとっても、自らが暮らす恵那市に対し誇りを持って頂くような市になるのが理想です。

【 有言実行〜アイデンティティの確立 】

市民、市からの認知権を得ること、それが恵那JCの課題の1つであると考えます。「認知」が得られていないのは、一重に言えば情報不足です。自己完結型で自己満足の事業では大きな認知は得られません。
世間的には場合によっては認められるかもしれませんが、JC運動においては「不言実行」ではいけません。まして「有言不実行」でもいけません。恵那JCを認知してもらうにはしっかりとした「情報発信」が必要です。「我々がどういう団体なのか」、「何を行うのか」、「何が目的か」、「何を行ったのか」等々、伝えるべきことは山程あり、また幸いにして現代においてはその手段は尽きない情報社会です。JCにとって、もしくは市民にとって効果的な情報手段を選択し、我々の想いと行動を伝え続けていく事、それが「真の恵那JCを知ってもらうこと」に繋がります。
 我々は「てくてく」だけをやっている団体ではありません。「祭り」だけをやっている団体ではありません。「恵那JC」なのです。「恵那の明るい豊かな社会」を創り上げる団体なのです。その事を確実に発信し、恵那JCのアイデンティティを確立します。

【 青少年育成〜己の姿  】

我々JCメンバーは20歳から40歳までの青年の集まりです。なんとかこの社会を明るい豊かなものにすべく励んでいます。そのような思いや行動は必ず次の世代に託されると私は信じます。そんな次の世代を担う青少年こそが次代の明るい豊かな社会を創り上げるはずです。
私自身にも1人の子どもがいます。当然良い子に育ってほしいと考えます。親ならばきっと誰もが持つ感情であると思います。但しこうも思います。「果たして自分の子どもだけが良ければそれで良いだろうか」。答えはノーです。そのような子どもは我が家の家庭だけでなく、恵那市じゅうの子どもたちがそうあってほしい、そんな気持ちになるのがJAYCEEなのです。
 ここ恵那の地で育った青少年には、出来ることならばずっとこの地にいてこの地を支えてほしいと思います。しかし一方でいつかは郷土を離れる日が来るかもしれません。そんな彼らに「自分の出身は岐阜の田舎」の一言で済ませてほしくはありません。恵那の文化、地理を知り、「郷土愛」、「家族愛」を持ってもらいましょう。そんな気付きを持って頂くために青少年育成を推進したいと考えます。
 しかし、てくてくの旅等の事業で、青少年と触れ合うたびに、彼らたちの強さを知り、一方弱さも実感します。果たして我々はその弱さを否定するだけの姿があるでしょうか。子どもたちの弱さは、実は我々大人達の自らの甘えや奢りからきていないでしょうか。我々が思う以上に、子どもたちは我々の姿や行動から学んでいます。先の東日本大震災では改めて日本人のモラルやマナーを遵守する我々日本人の国民性が諸外国から見直されました。そんな事象を誇りに思いながら、今一度真摯に自分たちの姿と向き合い、大人としての人間力を高めていきたいと考えます。将来の恵那を背負う子どもたちに率先垂範出来る資質を持った、理想や憧れである大人・JAYCEEでありたいと思います。

【 公益法人制度改革〜持続可能な組織へ 】

2013年までに解決しなくてはならない公益法人制度改革。(社)恵那青年会議所は2009年の総会にて公益社団法人取得の道を選択しました。そしてその後の2年間の運営の中で現実的な諸問題にぶつかり、再度2011年の臨時総会にて真の進むべき道を模索し、結果、一般社団法人を目指す運びとなりました。しかしながら、公益社団法人、もしくは一般社団法人のどちらを選択してもJCとしてやるべき方向や姿に大きな差は無いと考えます。引き続き情報開示(ディスクロージャー)や法令遵守(コンプライアンス)に対する取り組みは一層必要とされる世相です。全国各地のLOMが申請、取得に向けて混沌としている最中、(社)恵那青年会議所も置かれている立場に変わりはありません。今の恵那JCには何が足りていて、何が足りないのか、現況を確実に認識した上で、今後永劫にその組織を保つことが出来る仕組みを作ることが必要です。制度改革の波に無駄に恐れる必要はないと考えます。

【 最後に 】

先輩諸兄が紡ぎあげてきた54年の歴史を受けつぎ、本年はちょうど55年目に値します。そのような記念すべき年にとうかい号副主管を受ける事になりました。前述の公益法人制度改革も含め、(社)恵那青年会議所の本年度、そしてそれ以降の担いは決して軽いものではありません。但し恐れることはありません。大きなチャンスとも言えます。それらから目をそらすことなく何が目的なのか、しっかりと把握して向き合うことにより、必ず恵那JCは成長するはずです。
 「賛同してくれない人を批判するのではなく、賛同頂いた人に感謝の念を伝えていこう」。そんな言葉を私はJC入会時よりずっと聞いてきました。しかしながら人間はどうしても楽な方向に行きがちで、ともすれば「自責の念」より「他責の念」にかられがちです。かくいう私も自分が主催した事業で「なぜ参加してくれないのか」と口にしたこともあります。しかしあくまでもその原因や理由は己にあると考えた時に初めて改善的な思考を伴う前向きな発想が得られることに気付いたのも最近のことです。全ての事象は己の中にあり、そこに賛同頂いた方に感謝の念を伝えることにより、より道は開かれるはずです。
 「明るい豊かな社会をつくりあげる」という信念に向かう我々JCとしての己の行動に誇りを抱き、そしてまたその想いや行動に対して賛同頂ける全ての方々へ感謝の念を抱き、JC運動に勇猛邁進しましょう。